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不眠の原因は本人も忘れていた恐怖の幼児体験
山本健造博士が24才の時、不眠の青年を助けた内容は心理療法を学ぶ上で非常に参考となる症例なのでご紹介します。
哲学博士 山本健造・山本貴美子共著
『念写原理応用療法シリーズ2 精神分析Ⅰ 病の元は不愉快であった』福来出版から引用
不眠の原因は2才頃にしみ込んだ三つ目
私(健造)が岐阜県神岡町の小学校に奉職している時の話です。
十八歳の青年を伴った母親が私の下宿を訪れて、次のように頼みました。
「この子は床に入っても、眠りがけに何か恐しいものが襲いかかるような不安が起って眠れず、こんなに痩せてしまいました。
入院しても治らないので、あっちこっちの病院巡りをしましたが根治せず、悲観のあまり眠り薬を多量に飲んで自殺をはかった事もありました。
可愛そうでなりません。
二年近く苦しんでいます。助けて下さい」云々
母親には隣の部屋で待ってもらいました。
そしてこの青年の体が衰弱しているので床に寝かせて心を静めさせ、全身の力を抜かせました。
私はその横の畳の上に横たわりました。
そして静かにゆっくりと、
「お前は何才かよ」
「18才…」今何をしておるのよ」
「家におる」
「お前、去年は17才やが何をしておったのよ」
「病院にいた」
「一昨年は何をしていたよ」
「一昨年は病院にいた」
「その前の年の15才の時は何をしていたのよ」
「〇〇(著者忘れる)をしていた」
「14才・・・
・
・
・
「4才の時は何をしていたよ」
「家…に…いた…と…思う」
「3才の時は何をしていたよ」
「…」
「2才の時は何をしていたよ」
突然「三ツ目!三ツ目!」と叫んで、おびえて逃げまどう動作を続けて騒ぎ出しました。
三ツ目の恐怖観念を取る
この青年の不眠症は幼児期に繰り返し恐ろしい思いをした三ツ目が心にしみ込んでいるために、寝ようとすると本人はもう忘れてしまっているのに、心にしみ込んだ三ツ目の恐怖が出てきて不眠症に陥っている事がわかりました。
私は母親にも同席してもらって本人に「お前が2、3才の頃、母親が縫い物の仕事を急ぐために兄ちゃんに頼んで三ツ目を絵に描いてもらって脅して、お前は泣いて寝てしまった。
そうして母親は仕事をしたのである。
大人や兄ちゃんは絵に描いた物である事を承知しているが、幼児のお前はそれを本当にして恐ろしがったのだぞ、それが心にしみついているのだぞ。
それが原因で眠れなかったのだぞ。
原因がわかったからこれで治るぞ」と繰り返し話して納得させました。
その後メンタルオーダーでこの青年の潜在意識の中に潜んでいる三ツ目の恐怖観念を消す方法を行ない数回で全快しました。
(六次元会では、病気は医師に診てもらう事を大前提としておりますので誤解なきようお願い致します。)
原因を的確に見つけた!
この不眠の青年の心的原因は催眠法で探したのではありません。
青年は18才、私は24才と年が近く二人で寝転がって青年の緊張を解いて話を聞いたのです。
このように「心的原因を的確に見つけてそれを解決する」事は素晴らしい治病効果があります。
「六次元セラピー」は、哲学博士 山本健造が開いたものである。
精神分析は、民族の潜在意識に即した分析が大事であり、
心的原因を本人に知らせない方が良いこともある。
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